タブレットとmendeleyで論文を爆速で読む

・読むアプリには論文管理もできるMendely。単語検索もメモもマーキングもサクサク
・PCにもMendelyを入れて、アカウント連携すればPC作業でも論文を参考にできる
はじめに
私はB5サイズのipadにMendelyという文献管理アプリをインストールして毎日論文をサクサク読んでます。
この方法に変えてから、とても読むのがはかどるようになったので、是非皆さんにも試してほしいと思っています。
紙やPCで論文を読むときの悩み事
論文を読むときに紙に印刷して読む方が多いと思います。もしくは、論文もデータ(pdf)で入手するのでPCを使って読む方もいるかと思います。
私は両方の方法を試してきましたが、それぞれ良し悪しがあり、もっと良い読み方がないかと試行錯誤していました。
紙に印刷して読むときの悩み
- 読んだ論文の管理が面倒くさい
・机の上が読んだ and 読みたい論文で埋まるand
・この前読んだあの論文どこいったっけ?ってなる - 学校や職場に行かないと印刷できない
・プリンタを持ってない場合は自宅で印刷できない
PCのディスプレイで読むときの悩み
- 可視性が悪い
・論文全体を視野に入れることができないので、本文を読んだり図を見たりと行き来するのがやりづらい。 - 姿勢がしんどい
・PCのディスプレイを長時間覗くのは疲れる - 移動中読みづらい
・電車やバス、飛行機の中でPCを開くのは窮屈
タブレットで読むときのメリット
上記の悩みを解決する方法として、タブレットを使う方法をお勧めします。
紙のデメリットに対しての解
- 論文管理アプリ導入で管理も簡単
- もちろん印刷不要。さようならプリンタ
PCのデメリットに対しての解
- いいサイズのタブレットにすれば縦型で論文全体を表示しても十分読める
- 歩きながらでも寝っ転がってでも読める
- 電車の座席でも周りを気にせず読めるコンパクトさ
もちろんタブレットならなんでもいいよ!という訳ではありません。
タブレットのデメリットは、、、
- 小さいサイズのタブレットだと可視性が悪い
- 大きいサイズのタブレットだと重くて持ち運びや手で支持するのがしんどい
- タブレット購入への投資が必要
このタブレットのデメリットは適切なサイズのものを選ぶことで解決できます。
おすすめ環境:ハードウェア
タブレットには8インチ以下(スマホ含む)、10インチ程度、11インチ以上とサイズで分類することができます。論文を読むのに適したタブレットとしては10インチ程度のサイズのものを選ぶことをおすすめします。
理由は ①読むときの可視性と、②持った時の重さ です。
①可視性
ほとんどの論文はA4サイズのデータになっているので、それに近いサイズのタブレットだと論文1ページを画面に表示させても文字を読みやすいです。しかし、スマホや小型のタブレットだと画面に1ページを表示させると文字が小さくて読みずらいです。読みやすいサイズに拡大すると、論文の一部しか表示できないので可視性が下がります。
②重量
手で持って読むには軽いに越したことはありません。手に持って読むものの重さを下の表にまとめてみました。
種類によって上下しますが、10インチぐらいのタブレットはおおよそ400-500 gで、A5ハードカバーの本と同じくらいです。A4サイズに相当する13インチのものは600gを越えてしまい(軽量のipad Proでも640 gで、より安価なものはもっと重いです)、手で持って読むには疲れてしまいます。
モノ | 重さ |
文庫本 | 100~200 g |
iphone11(6.1インチ) | 200 g |
ipad mini(7.9インチ) | 300 g |
ipad Air第3世代(10.5インチ) | 450 g |
A5ハードカバーの本 | 400~500 g |
ipad Pro(12.9インチ) | 640g |
①と②を考慮して、私がオススメするのは10-11インチです
私は10.5インチのipadを使用しています。
ストレージや処理速度などもスペックとしてありますが、論文を読むのをメインで使うならサイズ重視で選ぶことをオススメします。後はお財布と相談というのが良いと思います。
おすすめ環境:アプリ
論文を読むアプリとしてはMendelyをお勧めします。
Mendeleyはフリーの文献管理ソフトです。
まずはこの短い動画で雰囲気を感じてみてください。
自分が持っている文献のpdfをアップロードすると自動的に文献情報(著者名、タイトル、citation numberなど)が読み込まれてデータベース化されます。
フォルダ分けや検索ができるので、たくさんの文献の管理に適しています。
もちろん論文を表示させて読むことができます。
マーカーを引いたり、コメントを入れたりできます。
ツールとしてはPCデスクトップ版アプリ、モバイル版アプリ(iOS, Android)とブラウザ版があります。
すべてのデータが同期していますので、例えばPCで入れた文献pdfをタブレットで読むこともできます。
論文を参考に資料作成するときや、自分の学位論文・投稿論文を書くときはPCを使うと思いますので、そういう時はPC版のMendelyアプリを使えばPCだけで作業が完結します。
まとめ
この記事では、論文を爆速で読む方法として、タブレットとmendeleyを使うことを紹介しました。
- タブレットは10インチ(B5サイズ)がオススメ
- 読むアプリには論文管理もできるMendely。単語検索もメモもマーキングもサクサク
- PCにもMendelyを入れて、アカウント連携すればPC作業でも論文を参考にできる
Mendeleyの使い方として、wordで論文を書くときに引用文献リストを簡単に作成する方法を「Wordで文献引用するときはMendeley Citation pluginがおすすめ」の記事で詳しく紹介しています。